raingoesup

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2019.12.30

学校納めやバイト納めがあった。そういう名称で呼んで、何かの区切りのように扱っているけれど、実際のところそれが意味するものはよくわからないし、したがって実感も沸きようがない。昨日は一歩も家から出なかった。今日も夜に犬の散歩に行っただけだった。明日は京都に行く予定になっていて、私の外出先はもっぱら京都くらいだが二日連続で行くほどの気概も用事もないので、結果的に引きこもることになった。そこで何をしているかといえば、別に人に言うほどじゃない趣味くらい。怠惰か。いくらヤクザって言ったって。納める日はとても良くなかった。いつものようにいかない。大事なものを隠すから思考が通らないのか。久々に自動筆記のまねごとをしようと思って書き始めたけれど何も出てこない。もうずっとやっているけれども、見られていると思うべきか思わないべきかを決めかねたままでいて、そのことも邪魔する。いらないけれども持ってしまったものを切り捨てることと、新しいものをつかみに外へ出ることと、普通に納得のいく日常生活を送ることが、それぞれできていなくて、全く別のことなんだけれども何かを取り違えて、それらが互いに作用し合ってできなくなっているような気がしている。間違いの感情。鏡で見る自分。そういう顔をしている。くだらないことに躓いて、何の自信もないまま過ごしている人間の顔だ。気持ちが悪いと思う。これってこの先も治らないんだろうか。思ったより自分が優しい人間ではなくて、倫理も何もないことを知る。優しくなければ生きる資格がない、そのことだけで生きていたような気がしていたのに。ただ怠惰なのは自分だと知る。嫌いだったあいつだって筋は通っていて。わけのわからないことをする。子供のままで決められず踏み出さないままで。改行を削除しわざと読みにくくする。壁を作る。それにどんな意味がある。

2019.12.22 / 読み方ができる

お酒を飲んでいたからかよく寝た。カットの時間に間に合うように、家を飛び出した。

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小説を読む。補助シートで、私も精一杯縮こまっているからスペースは充分あると思うのだけれど、隣の人のしきりに何かをする、おそらく身だしなみを整えている肘がよく当たって、嬉しいような怖いような。電車を乗り換えて降りて最寄に着いたが、予定時刻までまだ30分以上余裕があった。あまり座るような場所はないのでとりあえず外へ出て徘徊しようと思ったが、雨が降っていたし寒そうだったのでやめた。駅に直結するビルの地階にサイゼリヤがあり、その前のわずかなスペースに男性が居るのが見えたので、とりあえずビルに侵入した。ビルに侵入するのは楽しい。どこまでが入っていいところなのか分からない不安感はあるが、逆に別に結構入ってもいいことが多く、良い。そこのトイレに寄ったらいい時間になったので、向かった。

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いつもはカットの仕様が決まれば基本ずっと無言で、帰るときに近況を一言二言話すだけなのだけれど、今日はシャンプーの前にひとこと、もう冬休みかという会話があった。「そうですね」私は何も会話の脳になっていなかったので反射的にそう答えて、少し間があってから、「でも研究室に入ったらもうあんまり関係ない感じですね」とか補足した。

前切られたときは前髪の一部の結果が気に入らなかった。かといってどう頼むべきかもわかりかねていた。仕様決定ではいつもの感じでいいですね、という感じで自然に流れていて、まあ前回は中途半端に短くしてほしいとか言ったせいもありそうな感じだったので、そこはそれでよいということにした。前髪を切られるとき、雑誌から目を離して切られる様子を観察しつつ、切られるのに最適だと思われる視線方向、顔の角度にしたら、まあまあ良い仕上がりになった。同じようなことを過去に他のところでもやって効果があったから、それなりに合っている行動と思う。

切られている途中は雑誌を見て、食べ物の値段を予想しては答え合わせをする、という読み方ができるよなあ、と思いつつ、そんなに何も予想していなかった。その途中で、急に現金の持ち合わせがあったか不安に駆られた。今すぐ言うべきで、カード決済が可能か聞くべきだろうか。会計の時に謝ったらどうにかなりそうだけれど、そのときは笑うべきなんだろうか。雑誌はより何も入ってこなくなっていた。考えた結果結局言わないでいた。すがる思いで現金はあったので何事もなかった。なかった場合でも、途中で言うのはあまりいい結果を呼んでいなかっただろうと思うから、ここのところ判断力が地に落ちていた割には、まともな選択をとることができて、よかったですね。

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空腹で京都の街、というかあの特定のエリアを彷徨うのはもううんざりなのだが、また何故かやっている。何がうんざりなのかを説明するのはうんざりだから、その過程や詳細を述べるのもうんざりなのだけれど、結局は事なきを得た。事なきを得てから本屋に行って、事なきを得て。業務スーパーで16円の麵、言わずもがな。

だいぶ整ったけれど、雨の中帰るのは少しつらく感じて、熱が必要だと思い、地下鉄駅構内のセブンでホットコーヒーRを買って、地下鉄のホームで(椅子に)座りながら飲んだ。これでもかってくらい落ち着いた。

2019.12.19 / 第3章

決定的に打ちのめされる出来事があると、章が切り替わる感覚がある。それまで上手くいっていたやり方、有効だった知見で対応できないことを知らされる(実際そうとは限らないのかもしれないけれども、体感的にはそうで、少なくとも何かしら新しい使い方をしなければいけなくなる)。それを改める機会、と無理矢理捉えることもできるけれど...。

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決定的なことがあったのは昨日であり、それを通して私は自分の正気を全く信じることができなくなった。行動原理の不在。理由が残らない。こんなことで人とまともに付き合うなどできるはずもない。

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当然、不調は悪い結果を招いてさらなる不調を重ねることになる。(不調が平時になればそれは不調と言っていいのかわからないけれど、不調と呼んでいる。)

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さっき風呂から上がって髪を乾かしていると、すんでのところで覇気を取り戻したような感覚があった。どうやら下を見たほうがいいらしい。最悪なことのように思えるけれど。不快な漫画広告の一コマを偶然思い出したら、身体に力が入った。

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自分はヤクザである。自分がどんな姿をしていたとしても気にせず動くべきで、動いている限りは、本当になりたくない姿にはならない。

いまいちロジックが思い出せない/上手く書けないけれども、とにかくそんな種類の情念を得て、今は動きの中にいる。

2019.12.17

 

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曇り空。少し寝足りない。それでもDAWを触る。たいした意味はない。うどんも持たずに家を飛び出す。たいした意味のない会をいちおうこなす。いちおうこなせることはいちおう幸せだと思う。ただ身体が重い。カップラーメンを食べて少しゆっくりするが、しばらくして来訪者が現れ、喋らなければいけない状況になる。とてもそんなコンディションではなかったのだけれど、無理やりギアを上げる。自分が喋るべきなのか、どの程度喋るべきなのかなどがわからない。他のメンバーが思いついたことを言うが、とても説明しているとは思えず、あれは自分がそれを拾って説明しろということだったのかもしれないけれど、そういう喋り方はしなかった。その後論文作業をする。進んだ部分もあるが、やった作業の半分くらいは、間違えてデータを消してしまいなかったことになった。「調子が悪い」と呟いてみた。論文の進捗を話す後輩と喋ったときの感じは悪くなかった。感じが悪くなりたくないのか。帰りに、今日は一日気圧が下り坂だったのを思い出す。

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家に帰ってきてもずっと調子が狂っている。無理矢理断ち切ったり、落ち着こうとしてみたりしている。なんだかわからない。

どうでもいいものに日常を犠牲にしている自分が嫌だ。明日明後日も来訪者があるかもしれないから、本当は学校に行ったほうがいいが、約束があるのでそれに従うことにしている、けれども今何もそれについて前向きに考え行動することができない。

必達タスクがなにもない状況も、それについて、それなのに悩んでいる状況もひたすらに気持ちが悪い。

何も大したことがないはずである。とりあえず落ち着くまですべてを忘れる。

2019.12.16

FF5だか6だかの夢を見た。知らない強そうなアイテムやアビリティやジョブがあると楽しい。あまりにもマップが怖すぎることもある。その他の夢も覚えている範囲で書き留めた。

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そんなところで、目覚めは悪くない。起き抜けの頭でDTMをした。冷凍うどんを抱えて家を飛び出す。

飛び出してきたからか、USBメモリが入った筆箱を忘れてしまった。仕方ないので、卒業までに意味があるかどうかわからない作業などをする。1組完成。あとは同期の手伝いや先生含めた雑談。ふとした拍子に、研究で使っているメインのプログラム(共用)のデータがぶっ飛んで肝を潰す。なんとか復旧できたので肝も回復。壊れ方も直り方もかなり意味がわからない。gitは悪くなくて、急にフリーズするPC側や、おそらくその要因である使い方がよくないんだろうと思う。

帰ってバイト。荷物が届いていて嬉しい。腹を痛める。痛みの雨。

2019.12.15

身体的苦痛。これは何か自分の生命維持に必要なことなんだろうか。おそらくは違っていて、人体のバグみたいなものなんだろう。すべてを呪って、すべてから逃避し、近くで人が怒鳴り散らしていても気にせず楽な姿勢を保ったら治った。治ったから別に何でもいい。とてもしんどいけれど、終わったこと、大したことじゃないことをダラダラというのは好むところではない。また同じ状態になったら同じように呪うのだろうけど。長引くと、爽やかに受け流せる自信はない。

これにより、家から飛び出すこともなかった。よって、独りよがりで訳の分からないことしかおそらく書けない。思い込みの比重とか、風の感触とか、人の息遣いとか、そういうものがわからなくなるから。

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夜、リビングでついていた関ジャムに中田ヤスタカが出ていて面白い感じだったけれど、画面にノイズがちらつき始めていた。これでしばらくしてまた見れなくなると一緒に見ている家族の機嫌が悪くなるだろうし、それは見たくなかったので早々に自室に引き上げた。

2019.12.14

社会のありかたを問い直すような夢を見た気がするが忘れた。起きて塩焼きそば。刺激少な目かと思って食べたけれど、胡椒が少しきつかった。ピクルスとハムマヨのトーストも食べた。頭が痛い。薬を飲む。

直前まで迷ったけれど、最初に決めていたように観覧無料のコンサートへ行く。コンクリート造りのエントランスにコントラバスの音が地鳴りのように響き渡る。(地鳴りって何?:地震などで地盤振動して鳴り響くこと。また、その。)結構楽しい。頭が痛い。

バイト。兄と話す。葉加瀬太郎YouTubeで釣りをしているんだって。ピザをトースターで焼いて食べる。頭は痛いまま、ゲームをする。おぼつかない。居酒屋あるあるのしりとりをする。(一人でやっているわけでない。)