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「中高生のときやりたかったブログを今やる」

羊飼いの指輪--ファンタジーの練習帳


Amazon.co.jp: 羊飼いの指輪――ファンタジーの練習帳 (光文社古典新訳文庫): ジャンニ ロダーリ, Gianni Rodari, 関口 英子: 本

少し前に読んだ。どこかで読んだことのある様な短い物語が20編収められていて、それぞれに3通りの結末が用意されているという本。どれを選ぶかは読者の自由。そして、最後には作者の考え方が書かれている。分岐ありノベルゲームの元祖みたいにもとらえられる。

もともとは同じ著者の「猫とともに去りぬ」という本を借りようと思っていたのだが、となりにあったこちらのほうがなんとなく面白そうだったので借りた。

読んでみると、とても読みやすい。もともと児童文学作家らしいし当然かもしれないけど。ファンタジーだし読みやすいのだけれど、不思議な温度感の、微妙にシュールなユーモアがあって面白い。バイトで質問待ちしてる時間に適当に読むには良かった。

「ファンタジーの練習帳」という副題があり、紹介文にも「創作の悦びも味わえます」とある。この本は基本、不思議な道具や現象が提示されて、それによって人びとがどう考え動きどんな結末を迎えるかを考えることができる。そういうことの中にシンプルな「創作」というものがあるんだなって分かって、創作活動に手を出そうかと思っていた僕にはなかなか良い体験だった。