raingoesup

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3/27 俯瞰風景

タイトルの日付を打ち込むタイミングでちょうどデスクトップのカレンダーと時計で日付が変わるのを見た。

 

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晴れているし出掛けなければと思い、駅前を目指した。

市民ホールの前に、コンクリートと棚状に配置された芝生とベンチと水がある広場が形成されている。小さい頃はそこに入った記憶もあるんだけれど曖昧。最近は遠巻きに見てなかなか綺麗なところだと思っていた。自転車で入ってもいいようだったのでとりあえず進入した。フラフラと走る。記憶よりも広々としていて目に付くのは、遊ぶ小さい子供とその親がほとんど。ぽつぽつと中学生みたいなのもいる。野球みたいなのをやってた。空いているベンチを見つけて、座ろうか迷ったけどやめて引き返した。

 

某県民的デパートの隣には、同じくらいの大きさの建物があり、飲食店や図書館の分館や学習塾、スポーツジム、ボウリング場などが入る複合施設となっている。そこに入ってうろつく。3階まではある程度の空間が吹き抜けになっていて、エスカレータで上がれる。上がったところで周りを見ると、4階に続く階段もある。だが4階まで行ってみると、ボウリング場の入り口があるのみで、それより上に続く階段はその付近には無かった。2階まで引き返して、駐車場のほうへ向かう。駐車場の横にも階段があり、そこを上ると、屋上の駐車場に辿り着いた。

車は少ないので、少しうろつく。やっぱり屋上は思った通り気持ちいい。雲一つない天気だったので逆に空はそっけなく、広いのかどうかも良く分からなかったが、たくさんの屋根を俯瞰する感じは新鮮で良いものだった。山へ行っても高い塔に行っても、この街と空との近さは味わえないだろうと思った。

だがすぐ近くにもっと高いビルが一つだけあって、敗北感を味わった。あの上に行けたらいいだろうな。ヘリポートぐらいありそう。

空の境界未来福音で、立体駐車場をうろつくという発想を得てそれもやった。螺旋状のスロープの上に2車線があり、その脇に駐車スペースがあるという構造だったので、屋上の階段から出てぐるっと廻って5階の階段まで行く。4階の階段から出て3階の階段に行く。不審者ではある。

 

 

図書館に寄ってニュートン読んで100均を冷やかす。コーヒーを買ってROOTSって事業撤退したんじゃなかったっけとか思いながら駅前のベンチで飲む。

見上げると、葉の落ちた木の枝先が幾重にも繊細に分かれているさまが青空に映えて綺麗だった。

 

なんとなく眼鏡を外して帰った。足元さえ気をつければまあ運転に支障は無いが、人の顔、表情が全く見えない。

 

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