教習に行った
送迎バスが来るのが通っていた小学校前だから、通学路をとぼとぼときっちりその量だけ歩く中に郷愁を覚えた
土曜の朝と昼だから、小学校1年のときと一緒だろう
ほんの数分間の一本道で目にするやわらかい日差しと田んぼとアスファルトの色と横断歩道の白と川と歩道と車道を隔てる縁石とその他諸々
とりわけあの空気
結局のところ世界そのものはあのころと変わっていない、空間はそのままを保っている感じがした
もうそういう風には見えないだけで
明日は人に会いに行く もっと準備をすればよかったかもしれない