raingoesup

「」

またある朝は

あんなふうにあの人がおもいあらわれるなんてとてもよい一日のはじまりとはいえなかったろう

 

これは最近そのおもかげをそこらに見るからだろうか

心がいたたまれない

 

不安はない

あの日をもこえる期待や夢想もまたない

 

それでも消えかかる両手を伸ばすことができるのだろうか