raingoesup

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夏の午前八時三分

両隣と後ろからドスドスドスドスドスドスドスドスやられて気が散ってしまった。

人のせいにしてはいけないというのが自分の昔からの教義ではあるのだけれど、そうすると自分のような人間は自然現象のようにそれらを憎み忌み嫌うぐらいのところにしか落ち着けなくて、その感情だけで狂えてしまうのが自分のような小さな人間だった。

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春らしくなってきた。

天井の高さを素直に感じられる。息をするように大気のほころびまで自分の中にとりこめる。この所作だけを繰り返して、自然に生きられるような気さえしてしまう。

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紹興酒は完全に合わなかった。ビールと醤油を混ぜたものにせんべいを入れて5時間くらい煮込んだみたいな。