raingoesup

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日記

夜の大学は美しい。空気は昼間の熱をほんのりと残しつつも澄み渡っていて、雑踏の痕跡はない。しかるべき灯りは消えて、一方では点いて水面や舗装を照らす。

サークルか何かで創作行為なり何なりに勤しんでこの時間を迎えてみたかったという気持ちは当然のように湧いてくるが、今となっては割とどうでもいい。昨日のことがあってそういう気持ちになったのかもしれない。

 

バス停はまだ騒がしかった。運動部が帰るところのようだった。そこで地べたに座り込むのはちょっとどうかと思う。今日は閉館前に図書館へ寄った都合上この時間になったが、今度はもう少し遅らそうと思う。