raingoesup

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朝起きて学校へ行った。雨だったからか、にしてもそれは長く、バスを待つ人たちの列が続いていた。自分は後ろめたい感情を持たざるを得ない状況で、列が消化されるのを待った。授業を受けて、久しぶりに食堂へ行って昼食を食べた。対面を壁にくっつけた、いわゆるぼっち席が消滅していた。無慈悲なものだと思った。孤独も尊ぶべきだと思う。少し学生部屋に行って不愉快になって、別の部屋で一人で作業をして、再び部屋に戻ってきて、中身のない者としてのふるまいをした。なんとなく悲しくならざるを得ない状況だった。そうだ、今日起こったことなんてそのくらいのことだ。何事も楽しく感じればいいんだ。そう思っていたのだけれど、精神的にはあまり余裕がなかったみたいで、眼鏡が消失しただけで胃がありえなく重い。そうだ、今起こっていることなんてそのくらいのことだ。けれど、大したことのないマイナスが降り積もって、それを覆すほどの何かはもうなくて、その側へと押し付けられてしまう。気にしていないようで、精神論や哲学でどうにかなりそうで、実際のところ同じように物量で負けてしまっているのだ。広大な海も、どうも頭に入りそうにない。