raingoesup

「」

16

ひどくばかにされる仕打ちを受けて、怒りがおさまらずそこらへんに当り散らしていたというのがかろうじて覚えている夢の内容。寝ていたその脇にある壁さえも、何もわからなくなってバコバコ叩いていたような気がして、それはもしや現実にやってしまっていたことなのではという疑念が生まれたが、確認したところどうやら大丈夫のようだった。

早起きして家を出たので余裕を持って学校での業務へ臨める、と思っていたがそううまくは運ばない。周辺道路で事故が起きたらしくバスが動かない。1時間近く無駄にした。

ぶぶぶ、っと笑う先輩。わかんねえよ。コミュニケーションが上手い生徒。下手な僕。朝サラダ買う時間なかったから、きしめんだけを食べる。あけている、という体にもかかわらず何時行っても入れない部屋。研究を進める。大先輩の偉業にふれて、頭がくらくらする。タイミングをずらして帰る。明日喋るとき声が出てほしいから、歌う。帰る。迫りくる現実。

いつも違うものばかり見てしまうんだよな。狂った目で見て、確信めくことが義務みたいだからそうして、見よう見まねで虚像を結んでいく。壊れる。現実をやっていく資格もない。

やっていきましょう。