raingoesup

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雨。暖かくて霧っぽい。昨日は帰るタイミングを間違えてバスが来るまで30分近く待った、そういうことがあったにもかかわらず、今日の行きも同じくらいの時間バスを待つことになった。その時間に、目の前にあったのが、雨であり、別の目的地へ向かうバスの、外から見ると薄暗く見える車内であり、窓の雫であり、同じくしばしば車内を見上げれば存在する路線図のように入り組んだ、細い手すりであったりした。気温もちょうどよくて、最近では珍しく、かなり意識がはっきりとしてきた。聴いていた曲が、あるままに聞こえた気がして刺さった。