raingoesup

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花やくざ

諸々を終えて、また一つ景色に色が戻るのを感じる。形のない不安、根拠のない期待、それに沿えない無力感など、そういうものをあまり感じなくなったことによると思う。

身体はなかなか動かなかったりするが、朝はなんとか間に合って壊れた照明器具を新しく買いに行くことができたし、ずっと気力が出ないまま夜になったが、夜になってからコーヒーを飲んだりしてだましだまし色々タスクを消化できた。問題ない。

さあ、と意気込んで丁寧に生きようとしているが、どうだろうか。なまじっか、青春の回収さえ試みようかという兆しすらあるが、そういうのは危ないからあんまり考えたくもないけれど。とりあえず鴨川行くぐらいのことは許されると思うんだが。

丁寧な生活の話じゃなかったか。いや、丁寧な暮らしなどではなくて、健康で文化的なある限度の生活だ。立ち行かなくなる危険がまだ全然あるし、未来も見えてこないし、とりあえず見えるくらいにはいらないものを排除し、回転させていきたい。