raingoesup

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ミガイ

なんかあの、半端な茶短髪の若い男が苦手で、同じようなのが4人くらいで群れていると吐き気を催してしまう。業務スーパーで見かけた。わたしはピクルスを買っていた。

何もない土曜日。今週くらいはと京都に行くことを決めたが、なかなか身体は動かず、朝を食べ昼を食べ気力が充填されてきたところで、雑に用事を押し付けられてしまって、別にやらなくてもよかったのかもしれないけれど、そうやって、詳細は省いても導き出されるであろう感情を自分が抱いてしまったこととかに、また再帰的に苛立ちを覚えて狂ったものの、すんでのところで、いつでも笑顔で気前良くいることが、自分にとっては幸せなのだという思考のパターンを掘り起こすことができて、事なきを得た。それが終わった後、帰ってきた人と会話をして、その後は何故か眠ってしまってもう5時。京都へ行くことができなくなってまた、また、また、一生休日を無駄にし続け、若い時間を逃し、少しずつ腐って死んでいくのかという気持ちにとらわれた。

結局焦るのが一番よくない、と今日のところは近場に行って、いつも通りの絶望感とか、少しの希望を百円の食材に託してみたり、吐き気催したりしていた。まあいいと思う。大したことじゃない。贅沢な悩みならそれで、なんなんだ。

美学と論理性の両方を放棄した文章が醜いことを自分は知っている。音楽だってそうじゃないかと思う。人間も。文章を放棄して自分は全部だめになってしまう。そういう完遂に、やりきった感触を覚えるという方法を見出したのか。そんなことはありえない。高校のときの担任は落ちるとこまで落ちたからもうこれ以上落ちることはないと言っていたけれどそんなことはなかったし、こういう感情を持っていたらどこまでも醜くなっていく。

夜はプリンを作った。電子レンジにかけ沸騰させてしまってよくわからないものができたけど、いいにおいがするし、面白かった。