raingoesup

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2020.10.19

寒い。ちょっと人に会う、というか職場なのでまあずっと会ってはいるのだけれど、そんな感じの機会があったので、かねてより目の上のたんこぶ、のようになっていた、目の斜め上の髪に謎の物体が付着して取れなくなっていたところを、眉毛用の小振りで先の曲がった鋏で切ろうとしたのだけれど、勢い余ってその一本だけでなく結構な量の毛先を切ってしまった。まったく、全然予想していた悪い結果になるので、どうにも何も上手くいかなくなるのが普通だということを刷り込まれるような感じがした。それでそのときは、うわと思いつつも、少し整えたら、むしろ前よりも余計なやんちゃみがなくなってすっきりと顔が見えやすくなったな、くらいのことを思ったのだが、会社に行ってずっとやっていると、自然に髪型が崩れてくるのと時を同じくして、それが気になるようになってきた。これは一日を終えての感想。

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それで時を少し戻して、その用事の時がやってくる。まあそれなりに普通に話しているので、自分としてはなんか違和感があるくらいに順調な感じがする。そこでの自分というのは、もうある程度自分のやばみを隠そうともせず、ちょっとしたネタとして、その多様性がさもありなんというような感じでやっているからかもしれない。できているのか。たまたま運がよかった、くらいに思っておくのが良さそうだと思った。

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で、その後から少し不穏な時間が続く。少しいつもと違ったところが、昼を終えてぎりぎりに帰ってくるところとか、そこからすぐに通話が始まったところ。もう少しカフェインを十分入れておくべきだった。少しでもまどろむと、それはすなわち全然信用の失墜につながるわけで、正直なんでそんなことになるのかとも思うのだけれど、多分それに少しだけ関連していることとして、自分がいつもイヤホンなりヘッドホンなりをつけて眠ることが多いから、耳を塞いでその状況にすると、何故か眠くなるようになっているということが思い当たる。あんまりよくないものが身に宿ってしまったようだね。何かの差別化を図って、二つの状況を分けていく必要があると思う。

それであとは、電話。そのような不安感から、完全に快活な立ち振る舞いというのはできなくなっていて、定時を過ぎて集中力の切れた状態で少し難しい扱いの電話がかかってきたので、自然と崩壊した、というわけである。

とはいえ自分の中で、それは可能な限りの対応をしていたつもりだったのだが、本当にその内容が正確であったのかも怪しく、自分の行動が正しかったのかもよくわからないというような所感になってしまっている。これは不信感のなせるものが強い。それが終わった後に、ちゃんと連絡ついたので大丈夫ですよ、とわざわざ言ってもらったのだが、その時の声と顔が少し厳しいものに見えて、聞こえてしまったのだった。

そこから後は、チャットの中で過去最悪っぽい形に軋轢が加速していっている状況とかにも飲まれて、退出の際にはものをしまう手つきもおぼつかない感じで、最後に出すべき声も前半がつぶれた形で発せられることになった。いつもなら返ってくるところから返ってこず、それがさっきの一件の箇所であるから、それはもう導かれてしまうというわけ。

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そんなところ。

このところは日記を書く頻度が減ってしまっていたが、ふと、日記にも書かなかったら本当に何をやっているんだと思う、というようなことを思った。

書くことは責任を果たすことなんだと、中途半端に読んだ本で得たうろ覚えの座右の銘みたいなものがあり、それをやることで無条件に一定の救いを得られるというような宗教があった。それを少し忘れていたか、今思い出したかした。