raingoesup

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何事も無く穏やかに過ごせればいいと思うことが多く、最近はそういう方向にもっていけるようなふるまいを心掛けているのだが、それは底の憂鬱な地平を地で行くということを意味するので、迷ったが結局酒を飲むことにした。ささやかな抵抗。

今日は概ね順調に作業を進められた。バイトも問題は無かった。人とはそんなに喋らなかったが、ひとつふたつ冗談めいた言い回しを使う機会はあった。明日の授業はやや大変なので、やや気が重い。回想終わり。

夏はまずインターンには行く。向いてなかったら向いてなかったでいい。見識を広めるだけ。生存の確率を上げる。ひとつかふたつ。ならまだ時間は結構ある。あとは研究。具体的なことは何もできなくても、とりあえず論文漁って勉強して、方向性ぐらいは決めたい。そう、夏こそ何かにのめりこみたい。同時に本も読みたい。哲学に触れて脳が活性化しているあの状態を、すこしでいいからまた作りたい。小説でもいい。最後のほうは既に理想が入っているが、その一個手前のところまでは、最低限やりたい。

あとは旅もしたい。サークルの合宿が実はまだ行けるんですがどうしますか?と連絡が来たときは、謎のメンタリティを駆使して強引に参加し、それなりに謳歌する先輩になろうかとも悩んだが、流石にやめた。あの集団に、多分僕はそんなに必要ではないだろうし、スパイスとしても効果が読めない。俺自身読めないのだから多分他人にとっても謎だろう。年長者としてのふるまいができなくてみじめになるというのも自分の中では結構な理由だ。で、まあその話はどうでもいい。それに行ったとしたら、45000円プラスアルファくらいのお金がかかるわけで、それが浮いたと考えたら、それで色々できるという話。(浮いたわけではないし、もともとそんなに余裕があるわけでもないが。)とりあえず山には行くつもりで、半分予定は立っているようなものだ。あとはあまりあれこれ書いても仕方がない気がするので書かないが、あまり諦めずに、ここでは謎の行動力も発揮したいと考えている。