raingoesup

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記憶の迷路

・どういう経緯でそうなったかは思い出せないのだが、切り立った岸壁を登っていた。下は海。どうなったのかも忘れたけれど、感覚を思い出しながら、落ちるまいと必死に斜め上方向へ登っていた。

これはおそらく高校時代部活で少しだけクライミングをやっていたから現れた夢だ。

 

文科省が小中学生の「置き勉」を推奨する方針をとるというニュースを見た。そういえば、学校へ行くけれど何故か全然時間割を把握していなくて、使用するであろう教科書類も持ってきておらず非常に焦る、という夢もいまだによく見る。今日も見た。それを見てるときは、自分が大学生だとか院生だとかになっていることはすっかり忘れていたりする。

そういう状況が多分実際にあったような気もする。そのあたりの記憶がとても曖昧だ。なんとなくおかしな状態にあったんだと思う。繰り返しの意味を履き違えて、メタ的になっていて......思い出したくもないけれど、そんな状態で人目に晒されてたことがまず恐ろしい。過ぎ去った時間を悔やんでも仕方ないから、その状態で若い時間を無駄にしたという事実には沈黙することにしても、今より得体の知れないものがそこに横たわって自分を構成しているというのは、残存する地雷のような現実的脅威に感じる。