raingoesup

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2020.01.14

起きた瞬間に頭が狂っていた。家を飛び出して、珍しく朝飯を食べていなかったから、駅の自販機でミルクティーを買った。雰囲気が良い気がしたけれど、電車の中で飲むと少し気分が悪くなるような感じがして、そのときは少ししか飲まなかった。/あまり良いとは言えないけれど、必ずしも悪いとも言えなくて、むしろ狂っているにしては随分とまともな展開だった。気持ちを落とさずに動くことの正しさよ。見られながら並行して作業を進めたり、ある程度面倒を見るべきかもしれない他人の進捗を思いやったり、ただただ停滞していたりであまりスムーズに事が進むことはなかったが、夜頃からは思考を加速させて構想をまとめることもできた。/何もないけれど、楽しいことはある。少なくとも、動く動機が全くない状況は避けられそうだと思いたい。/過去に思いを馳せ、辿ってしまう。挙げるべきではないのかもしれないけれど例を挙げると、、、いやそんなことはない。無駄な方向にイメージを伸ばすべきじゃない。本当に?なんだかよくわからなくなってきた。誰と一緒にいて、何を良しとするのか。それを真に環境から適応するような形で伸ばしていくのか。それとも遠くのものに触れて、足りない頭の中から培うのか。私にできることは、その時その時でヤクザでいることを恐れないことと、相反するけれどもなるべく他人との関係を大切にすることだ。本当に?なんとなくそう思って適当に言っているだけだ。それでも動き続けるには、ある程度の適当さが必要だ。まともをぶち壊し、一歩進む。一歩進むためなら、一つまともをぶち壊してもかまわない。悪魔が恐れるように。弱った自分自身が簡単に手出しをできないように。