raingoesup

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2020/06/16

そのようになっていく。/今日も歩いていく。露骨に森の中を通っていく。いつか雑談で、田舎すぎて森の中通って通勤してるんですよ、みたいに話せたらいいですね。/そんなことはどうでもよく、神社の森を突っ切るように通っているこの道がかなり好きだ。ここにいるということが、自分の人生の場所がとても良いものであるように感じられる。/一方で会社は大きいだけ、交通の要衝であるだけ、地名が知れているだけの、実際のところはどっちつかずで味気ない駅の近くにあり、なかなかそういった意味では楽しみづらい。自分だけの風景が必要だったのだ。ついでに窓も常に遮られていて。/そんなことはどうでもいい。/おなかやあたまの薬を飲んだりしつつも、というか飲んでいたからか、帰るくらいの頃は割と調子が良かった。資格試験の勉強のため残っていたが、そんなにやって大丈夫かというような言葉をかけられる。いまいちどれくらいが相場なのか、何をすべきなのか、わかっていないのでわからないけれど、やれるときにやれることをやることは良いことなのではないかと思う。/こんなことをしている理由のもう一つは、長時間居ることで慣れることができるのではないかということ。とにかく何がしんどいって、精神的なことが一番。デスクに座って電話がくるのではないかと思いながら、けれども作業も進めなければならなくて、みたいに焦りながら存在している様子。細かいこと気にせずに座っていたいから、できるだけ居心地がよくなるように、慣らしていきたいと思う。/そんな、ところ。