raingoesup

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日記

昨日は不調だったのを思い出す。朝早くに出て研究室に辿り着くところあたりまでは良いんだけれども、教科書を忘れていたことに気付く。研究室に古い版の同じものがあったからそれを持って講義に臨んだのだけれど、内容が足りていなかったので事をなせなかった。該当の話をするとき、教授の言う何ページを開けて見詰める格好をとってはいたけれど、その何ページは自分の手元には存在していないのだった。誰かに見せてもらうということも機を逃して、居心地の悪い時間を過ごすのだった。居心地どうこうよりもリアルタイムに理解を得られない効率の悪さこそが今は問題にすべきところだが。勉強もいまいち捗らなくて、憔悴した頭でバイトに勤しむ。中学生の無邪気な嘘を目撃し頭がまた少しかすれていく。焦りは語調や目の運動となって、不調が自分の人格を上塗りしていく感覚に溺れそうになる。

日記

悩むべきことなど何も無いけれど、悩むことしかない。

 

家に籠っていると呼気のすべてが燻ったままになるから、外へ出る。

にきび治療薬を求めてドラッグ店へ向かった。

皮膚の薬のコーナーを見たけれどウナコーワ類とデリケートな類と水虫類ぐらいしかなくてあれと思いつつ徘徊していると女性用化粧品コーナーにあったのでそのいくつかを比較したのちにアマゾンレビューが良かったものを手に取って、ついでに何か買うものは無かったかと、無難なところでキリンレモン1.5リットルを見つけてそのキャップのところを指でつまみあげる。他にも何か、と思ったところで両手が塞がりつつあることに気付きあたりを見回して買い物カゴを見つける。ありつく。そんなんだからおまえはにきびなんだよと思われそうで躊躇したものの、結局ロッテのカップケーキ9こいりも籠へ入れてレジへ行った。つり銭の確認を命じられなかったなとか思った。

本屋に寄る。本がたくさんあって楽しい。田舎の本屋にしては、なかなか工夫を凝らしたそれなりに知的な特設ができていた。以前はこんなだったろうか。それを応援したい気持ちはあったけれどお金もないし、そもそもやっぱりそこまで本が豊富でないので何も買わなかった。ドクターペッパーが置いてあったのも個人的にポイントが高かったけれどレジのど前に置かれていたので近寄れず、買わなかった。

日記

学校へ行く。マスクをしていた。

 

新学期だからなのか、やたらとバスの列が長かった。

待つことと混んだバスに乗ることが嫌だったので、歩いていくことにした。

10時40分。

 

初めてのことだった。無駄に体力を使うまいとずっとバスを利用していた。

しばらくはなんとなく見知った視界。けれどもやがて違った様相を呈した。

 

思ったより道は狭い。すぐ横に迫るのは、バスから眺めていたときよりも随分高く肉感を伴った民家の塀だったり、木。

木、木、木。大きい。

季節の塊。

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鮮やかすぎた。

 

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給付奨学金の申請(未遂)をして、昼食を食べた。

柚子塩の味がしなかったでしょう、とおばばが390えんのうち200えんをキャッシュバックしてくれた。

190えんで唐揚げと野菜の入ったラーメンが食えたので幸せだった。

 

研究室へ行った。一番近い先輩と少しだけ交流したのちに勉強にとりかかる。

しばらくして人が増えた。

今日はまわりがうるさくてあまり集中できなかった。

 

コーヒーに入れるポーションを買って冷蔵庫に入れたけれど、それについて発言を求められていそうな空気で何も声を発することができなかった。

同様に、いちごのフレーバーの加工食品が大嫌いだという話題がのぼったときも、いちご味のチョコレートを机に置いておきながら何も声を発することができなかった。

 

基本的に集団という集団に馴染めないのである。正しい挙動に、ある近傍ではたまたま近似できたとしても、全体として大きく逸れてしまうことを免れない。

 

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バスがすいている時間に帰って、カラオケのボックスに寄った。

歌を歌ったり勉強をしたりした。

 

久しぶりに大きな声を出すと、少しだけ大雑把な空気を纏える。

日記

学校へ。

久しぶりだったからか、周りがうるさいのが少しこたえた。

 

一限は大学院の科目。(学部生でも受けられる制度があり、研究に役立つと思ったので履修することにした)

受講生は3人しかいなかった。

3人のオタクが冒険活劇を繰り広げるのを夢見た。

 

授業はやや教員の無駄話が多いと感じた。

 

食堂へ行く。予想外に人が少なくてよい。

少しリニューアルされており、私の好きなタレカツ丼が存在していてくれたのはよいが、キャベツトッピングという選択肢が消えたのがとても残念だった。

20円でまあ納得のいく量の野菜が食えたのに。

 

研究室へ向かう。途中コンビニでお菓子でも買っておこうかと思ったけれど知り合いがいたのでそそくさと退店してしまった。

 

先輩は一人だけ来ていた。

コーヒーを入れて、勉強にとりかかる。

なんだかんだ静かで良い環境だ。捗る。

もう一人先輩が来ても、自分が作業しているのを見てか、声をひそめがちに喋ってくれたのは予想外にありがたかった。

しかし自分の精神は困ったもので、嘲笑されているのではないかといちいち不安に駆られるのだった。

 

いつも暖房がややきつく空気が乾燥しているのが気になるけど、言うことでもないかなあ。

 

根を張るぞ~。

日記

生産性のない記事でも書こう.

 

そういえばIMEの設定を変えたのでピリオドとカンマが変わっている.

最初にこの記法を目にしたのは中学時代に使っていたZ会のテキストで,当時はひどく違和感を覚えた記憶がある.今だって正直なところ日本語としての美しさを追求するならこちらではなく本来の丸と点のほうが良いと思っている.ただ,なんとなく理工系として「わかっている」感じを出したいがためだけにやっている.家のパソコンで今レポートを書く予定は無いのだが,それでも何か気分の問題で,この記法にすがって自尊心を満たしているというのはあまりにも惨めな人格だろうと思う.

 

やっぱり一日のうちで必ず虚しさで潰れそうになる瞬間がある.

何かが圧倒的に足りていないような気がする.今に始まった話ではないのだけれど,それでもそれは今感じることでもないような気がする.昔に比べればやることははっきりとしているから.

大きく失ったまま何かに向っていくということに抵抗があるのだと思う.

もう時間がないから満たさないまま,向かう.

 

歩みを止めないなりに,何かはすべきなんだろう.しよう.

日記

クラス会があったので研究室へ行った。

 

新入生に対し一言メッセージを述べる機会が予想したとおりあった。

もともと「今は皆友達を作りたがっているだろうから、今のうちに色んな人に話しかけてLINE交換したりするといいよ」と「何事も楽しんでやってみて、どんな学問でもある程度やれば何かしら楽しい要素は見つけられると思うよ」ということを言おうと前の日から考えていたのだが、実際は後者を、その半分程度でしか言えなかった。

 

変に真面目ぶってしまうというのが、自分の性格・性質に関するよくわからない問題の一つとしてある。今日もややそんな感じだったのかもしれない。これがいくらか一層自分をつまらない人間にしていると思う。

 

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春に身体がついていけていないのか、背筋がこわばって変な汗をかきまくる。そんな状態で、サークルの勧誘に賑わうキャンパスを歩く。余計なことばかり頭にのぼる。

 

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もう少しだけ堂々と適当にいられるような理由があればと思う。いつもコソコソと適当にやってしまって、取り返しのつかないところに落ち込むものだから。

 

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家に帰る。バイトは今日はやっぱり入らなくていいとのこと。

 

ここに今あるいくつかの問題は自分が対処すべきものなのかもしれないけれど、自分の得意とする手法がとれないから十分に手をつけられず、しかし部分的に解決したりもしている。奇しくも、これらはすべて酒のおかげである。今回は敗北した巨大な知性も、自分は両方あずかりたい。

日記

ものを考えて生きたいと思ったんです。

 

なんとなくこうありたいという姿が見えなくなったら終わりだと思う。

人との交流を経てもなお何者でもないままありつづけてしまった。それは出会いと時間に対する冒涜のように感じられた。果たせなかった「なんとなく」に心を残して今の自分がなくなっていく。それはやめようと先日思ったけれど。

 

ぬるい生活で心は死ぬ。価値の交換を徹底的に理解して、追い込む必要がある。

楽しくやろうと思う。