raingoesup

「」

人間やめて大統領

犬の世話と勉強だけして一日過ごした。

少し寝たらやたら輝かしい夢を見た。

 

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過去が終わった。

 

しばらくして当たり前のことに気付いた。

わけのわからない精神状態でわけのわからないことを言う状況も、もう現れようがない。

叶わなかったものや後悔で頭を満たすことはしなくてよくなりそうなのだ。そういう構造にやっとたどり着いた。

関わらなくていいと思う。すれ違ったとしても挨拶すらする必要はなかったのだ。目を向けることもしないのがお互いの快適なのだろう。

大切にすべきものは多くなくていい。

 

家に帰ってタイルでも並べているほうがよっぽどいい。

 

不要な気負いをしなければどうでもいい嘘に惑わされることもない。

 

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いさぎのよすぎる文体になることにためらいもしない。これは正直いいのかよくわからないな。

日記

塾に来ていた中学三年生たちは全員無事合格したようだった。良かった。

私の精神にも良いし、お礼にお菓子類をたくさん貰えたのも良い。

今もたねやの花饅頭を肴にホットテキーラなどやっている。

 

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学内の企業説明会最終日。朝から夕方まで話を聞いていた。

自分のことなのかどうかも怪しいような状態のまま、それなりにその場に適応するようなかたちで意識が折りたたまれていく。

 

明日は進路面談。話すことは大体見当をつけたけれど、その内容であるところの決定は、自分についてのことでしかないはずなのに、自分でないような雰囲気で実感がない。

 

置かれている現状から論理的に導かれるものの中から、一番自分の気持ちに近そうなものを選んでいるというだけなのだ。

気持ちや選択はそういうものでしかないんだろうか。

自分にとって長らく明確に持てなかったものであり、後悔の果てに導かれたものの達成できなかったもの。それ以上の経験が自分にはない。

 

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グレーゾーンに立ち続けてきたということなんだろう。

あれだけ自分を賭してみた集団の、最後の日にだって、一歩退くことが美徳なんじゃないかと思って迷っている。

 

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とりあえずこちらは退かないことにしてみた。

何かがあるんだろうか。

 

夏の午前八時三分

両隣と後ろからドスドスドスドスドスドスドスドスやられて気が散ってしまった。

人のせいにしてはいけないというのが自分の昔からの教義ではあるのだけれど、そうすると自分のような人間は自然現象のようにそれらを憎み忌み嫌うぐらいのところにしか落ち着けなくて、その感情だけで狂えてしまうのが自分のような小さな人間だった。

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春らしくなってきた。

天井の高さを素直に感じられる。息をするように大気のほころびまで自分の中にとりこめる。この所作だけを繰り返して、自然に生きられるような気さえしてしまう。

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紹興酒は完全に合わなかった。ビールと醤油を混ぜたものにせんべいを入れて5時間くらい煮込んだみたいな。

日記

学校で合同説明会があり参加した。目が乾いた。

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帰ってきてバイトをした。サービス残業をしてしまうのは自分の良心であり甘さだと思う。

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楽しい音楽が馴染まなくて、息をするように心の中で蔑む。なんでいきなりこんなに冷ややかになっているんだと自分を見てただ驚いた。

日記

過去と向き合うことの、二日目。

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それとなく自分を知っていて欲しかったのか、ツイッターのアカウントを教えた。

朝何を食べたのかさえ言うのも億劫だった小学生の頃に比べると随分と変わったものだ。

 

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顔が変わったという話の中で、何気なく学生証を見せた。けれど、思えば、自分の大学がどこかというのを言っていない友人は、ここで知ることになったということに、家に帰って風呂に入っているときに思い至った。

まあ、それとなく知っていてほしいのだとしたら、割と適切にそれとなく、それとないきっかけでもあったろうと思う。

 

そのことはその後の会話にどういう影響を与えたんだろう。よく自分は、出来事の時系列を忘れて、自分についての他人の発言の不穏な印象が思い起こされ、心の中に渦巻いていたりする。これは、前後関係を思い起こして解決することがあるが、前後関係がわからなければ、そういう解決は図れない。まあ、今回はそんな印象自体さほど無いので問題は無いけれど。

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自分の話をする。何かが開けるかもしれないという思いと、それとなく知っていてほしい思いなのか。

言わなかった(自分の会話力が低いせいで言えなかった)要素を抜きにして、他人の中でイメージが醸成されていく様子がふいに想起される。それはそれで何も間違っていなくて、本来イメージはイメージでしかない。

何をこんなに自分の見え方なんかに今更固執しているのかと思われることをまた更に意識する。

何もこだわっていない。だから言葉にしなくてもよい。言わない。どうでもいいことに時間を使うのは自分だけでいい。自分もやめたほうがよいのはよい。途中だけどすべてをやめた。

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自分がまた現れて、かつて参加することの無かったなつかしい競争に、まがりなりにも興じることができるという状況がたちあらわれている。これは自分が求めてやまなかったものじゃないのか。

日記

朝は英語の勉強とギターの練習と掃除をしていました。

昼も同じようなものでした。

 

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父が帰ってきた。大阪へ行っていた。

重要な用事を終えて。歩きつかれていたようだった。

怒鳴っていた。話をした。

 

話がいくらループして精神を削がれても、結果平穏であることには変えられないから、それくらいは受け入れるべきものだ。

 

決めなければいけないらしい。

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旧友たちに会った。自分の話もしたかったけれどあまりできなかったかな。

明日もそのうちの2人には会うからそのときできたらいいかもしれない。