raingoesup

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2021-06-15_2

普通の人間が作ったものというのはそれだけで自分にとっては眩しくてある一定程度近寄りがたいという避けられない性質を伴っている。一方で、近頃はひたすら素晴らしい作品に心が洗われるようになる場面も見られる。あまりにも何もわからなくなっているような状態でそれに触れて、何か救われたような気になるような。さっきKindle Unlimitedに加入してオナニーマスター黒沢という漫画を読んだのですけどそれもそうでした。また今はというと、そういった中高生時代の追想を少なからず余儀なくさせる要素のある作品に触れたのと、昔からの知人のツイートを何気なく遡って見て6年くらい前のそこに自分の名前を見た体験、それからさっき聞いた、もうその昔からずっと聞いている歌詞の暗い音楽などが合わさって、あまりに意識が昔に寄っているような気もします。このところのドロドロと濁ってどこを彷徨っているのかわからないことの多かった意識からすると、とても不思議なくらいクリアではあります。ただ、その昔から幾度となく繰り返されたような過程を辿って濁っていくというのも全然ありえると、そんな予感のする状態。また、それは記録しておきたい、しておいたほうがいいと思えるような明瞭のそれだったので、このように書いているという状況につながっている。すべては久々に微量ながら入ったアルコールによる作用でしかないかもしれません。