raingoesup

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日記

クラス会があったので研究室へ行った。

 

新入生に対し一言メッセージを述べる機会が予想したとおりあった。

もともと「今は皆友達を作りたがっているだろうから、今のうちに色んな人に話しかけてLINE交換したりするといいよ」と「何事も楽しんでやってみて、どんな学問でもある程度やれば何かしら楽しい要素は見つけられると思うよ」ということを言おうと前の日から考えていたのだが、実際は後者を、その半分程度でしか言えなかった。

 

変に真面目ぶってしまうというのが、自分の性格・性質に関するよくわからない問題の一つとしてある。今日もややそんな感じだったのかもしれない。これがいくらか一層自分をつまらない人間にしていると思う。

 

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春に身体がついていけていないのか、背筋がこわばって変な汗をかきまくる。そんな状態で、サークルの勧誘に賑わうキャンパスを歩く。余計なことばかり頭にのぼる。

 

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もう少しだけ堂々と適当にいられるような理由があればと思う。いつもコソコソと適当にやってしまって、取り返しのつかないところに落ち込むものだから。

 

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家に帰る。バイトは今日はやっぱり入らなくていいとのこと。

 

ここに今あるいくつかの問題は自分が対処すべきものなのかもしれないけれど、自分の得意とする手法がとれないから十分に手をつけられず、しかし部分的に解決したりもしている。奇しくも、これらはすべて酒のおかげである。今回は敗北した巨大な知性も、自分は両方あずかりたい。

日記

ものを考えて生きたいと思ったんです。

 

なんとなくこうありたいという姿が見えなくなったら終わりだと思う。

人との交流を経てもなお何者でもないままありつづけてしまった。それは出会いと時間に対する冒涜のように感じられた。果たせなかった「なんとなく」に心を残して今の自分がなくなっていく。それはやめようと先日思ったけれど。

 

ぬるい生活で心は死ぬ。価値の交換を徹底的に理解して、追い込む必要がある。

楽しくやろうと思う。

人間やめて大統領

犬の世話と勉強だけして一日過ごした。

少し寝たらやたら輝かしい夢を見た。

 

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過去が終わった。

 

しばらくして当たり前のことに気付いた。

わけのわからない精神状態でわけのわからないことを言う状況も、もう現れようがない。

叶わなかったものや後悔で頭を満たすことはしなくてよくなりそうなのだ。そういう構造にやっとたどり着いた。

関わらなくていいと思う。すれ違ったとしても挨拶すらする必要はなかったのだ。目を向けることもしないのがお互いの快適なのだろう。

大切にすべきものは多くなくていい。

 

家に帰ってタイルでも並べているほうがよっぽどいい。

 

不要な気負いをしなければどうでもいい嘘に惑わされることもない。

 

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いさぎのよすぎる文体になることにためらいもしない。これは正直いいのかよくわからないな。

日記

塾に来ていた中学三年生たちは全員無事合格したようだった。良かった。

私の精神にも良いし、お礼にお菓子類をたくさん貰えたのも良い。

今もたねやの花饅頭を肴にホットテキーラなどやっている。

 

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学内の企業説明会最終日。朝から夕方まで話を聞いていた。

自分のことなのかどうかも怪しいような状態のまま、それなりにその場に適応するようなかたちで意識が折りたたまれていく。

 

明日は進路面談。話すことは大体見当をつけたけれど、その内容であるところの決定は、自分についてのことでしかないはずなのに、自分でないような雰囲気で実感がない。

 

置かれている現状から論理的に導かれるものの中から、一番自分の気持ちに近そうなものを選んでいるというだけなのだ。

気持ちや選択はそういうものでしかないんだろうか。

自分にとって長らく明確に持てなかったものであり、後悔の果てに導かれたものの達成できなかったもの。それ以上の経験が自分にはない。

 

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グレーゾーンに立ち続けてきたということなんだろう。

あれだけ自分を賭してみた集団の、最後の日にだって、一歩退くことが美徳なんじゃないかと思って迷っている。

 

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とりあえずこちらは退かないことにしてみた。

何かがあるんだろうか。

 

夏の午前八時三分

両隣と後ろからドスドスドスドスドスドスドスドスやられて気が散ってしまった。

人のせいにしてはいけないというのが自分の昔からの教義ではあるのだけれど、そうすると自分のような人間は自然現象のようにそれらを憎み忌み嫌うぐらいのところにしか落ち着けなくて、その感情だけで狂えてしまうのが自分のような小さな人間だった。

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春らしくなってきた。

天井の高さを素直に感じられる。息をするように大気のほころびまで自分の中にとりこめる。この所作だけを繰り返して、自然に生きられるような気さえしてしまう。

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紹興酒は完全に合わなかった。ビールと醤油を混ぜたものにせんべいを入れて5時間くらい煮込んだみたいな。

日記

学校で合同説明会があり参加した。目が乾いた。

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帰ってきてバイトをした。サービス残業をしてしまうのは自分の良心であり甘さだと思う。

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楽しい音楽が馴染まなくて、息をするように心の中で蔑む。なんでいきなりこんなに冷ややかになっているんだと自分を見てただ驚いた。