raingoesup

「」

2020.11.24

朝。気持ちは重い。社会人としての形を思い出せず、その場に取り残されそうになりながらも、かろうじて残っていた慣性によりなんとか間に合わせることができる。電車が軽く止まっていた。

朝から打ち合わせがある。微妙な発言もいくつかあったがまあ及第点。その情報を元に作って、午後は作ったものを見せながらまた喋った。短い時間の割には進捗を出せていたので、その分はスムーズだった。もういけそうすね、と言われるのだが、その後の辻褄合わせみたいなところに結局時間がかかっている気がする。まあ悪かない。

そんなこんなで、まぎれもなく悪かないと言えるクオリティ、管理状況になるには、ある程度、ままならない生活をさらにそのままにしておくくらいには時間と気力を消費しているので、ままならない。とりあえずは手帳にやったこととやりたいことを書いて、消えないようにしている。

帰り道、何故か異常に減っていたバッテリーが切れて音楽が聴けなくなったので、昨日買った自閉症の人の本を読んだ。自分の意志に関係なく奇声を発してしまう、というような話があって、ともすれば、発達はグラデーションなのだとしたら、自分の身体や精神の制御が効くことがあたりまえではないのだ、と再認識できたことが精神に良い影響を及ぼしそうな感じがしますよ。感じるべきところが全く正解とは思えないが、なるべく自分に都合のいいように、すっかり世界をつくってしまいたいところだ。本当に本人がそう思い込めるのなら、それがいい。と思うような気分であるということだけがある。