raingoesup

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バイク派という名の歩き派

夕方くらいまで結局だらだらと過ごしたのち、家を飛び出した。すっかり暗くなっているが雨は上がっている。目的の場所の窓をのぞき込みながら通り過ぎて、歩く。昨日から色々と考え、もとい妄想をめぐらして物件を見たりしていたので、アパートの類が目に留まる。ここらへんの物件はあまり見ていなかったが、割と広そうでターゲットにはならなさそうかな、と思った。いつもの森。雨上がりだったからか、森の中の電灯から差してくる光がとてもきれいで、引き込まれそうになったが、あまり靴を汚すのもな、と思いやめる。そうしてまた違うルートを辿りつつも引き返す。「ふれあい広場」という広場があって、とても狭くて何もない広場だったが、割かし良いものに見えた。まわりの家々も、少し込み合っている感じではあるが、ちょうどいい生活感、温かみをたたえていて、好ましいように見えた。そんな路地を通り過ぎて、少し大きい道へ出ると、やがて目的地がまた視界に入ってくる。歩いていく。敷居をまたいで、入っていく。木のあたたかみ。レンガのあたたかみ。入口は雪国のように2重の扉のある構造になっていて、ひとつを開くと、小さなロボットが検温と手指消毒を促してくるのでする。入店して1人であることをそれとなく伝え、好きな席に座る。ソファが固定されているのかと思ったら普通に動くようだった。4人掛けのボックス席。最初窓側に座ったが、メニューなどがおもったより邪魔で、ソファの形状もその中腹に座ることを許してはいないものだったので、通路側に居直る。おしぼりとお冷くらいが運ばれてくるものだと思っていたが、しばらくしても来ないようだったのでボタンを押す。コーヒーを頼む。PCを開いて勉強を始める。PC飲んで勉強して、PCは飲めないのでコーヒーを飲んで勉強をする。色々と周りを見たり一般論を頭に浮かべたりもしながらも、結局3時間くらい居座っていた。割と捗ったので良かった。

実を言えば、ずっとこれだけのことが何年もできかねていたようなところがある。家から徒歩数分の所にある有名チェーンの喫茶店。一度くらいは父親と入ったことが合ったと思うが、一人で入ったことは一度もなかった。少し気分を変えて、ある程度落ち着いた場所で読書や勉強がしたいと思うことがあり、当然近くにあるので行こうかなとなるのだが、どうにも人が多かったり、いやそれはまた直接的な原因とはいえないのかもしれず、謎の斥力が働き、その扉を開けることができないでいた。

まあ、自分にはこんなようなレベルのことがいくつもあるように思います。今更それらについてどうこう言いたいとも思わないし、その事態が動いたからといって他人に嬉しそうに話すのも違う話なのだが。そういうことをどっかに書いていかないと、また訳の分からない苦しみ方をしそうで。意識がはっきりしているうちに、その状態への復元方法を記しておくことができるのなら、できるだけやってみたいと思う、それくらいの石は存在しているということです。

今日問題を解いていて、ものすごく簡単だと思っていたはずの問題すら解き方を忘れていて、なんか出てきそうにもなくて、自分はここまで頭が悪かったか、となった。そう、多分自分は脳みその使い方を全然元から知らないし、どうにか知ったとしても、本当にすぐに使わなくて忘れてしまったりするのだなと。その退化する速度というのが、なかなか絶望的に他人との差を感じてしまったりするところかもしれない。

まあそんなわけですが、今は何とかこのようにしていけたらなという道筋、もとい妄想が浮かんだままになっている段階なので、このままやっていきたいところです。先週金曜の進捗が良くなかったので、仕事がうまく進んでいかない兆しはなかなかあるが、まあどうにかなる、という風に思うことが大切なように思えてきました。なんとかなる気持ちがなくて、コードが読めるはずもない気がしています。自分だけでしょうか。

そんなところです。