raingoesup

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2021-07-24

起きて仕事。まあこれはこんなものよな。悪くないと思う。人々が去った後の消毒も念入りにした。念を使わずとも同じだけやるようにするべきなのだけれども、今日人々が来るまでにそれに思い至らなかった程度には、なっていない。

昼食を食べて、何をしようとしていたんだったか。腹具合がどうにもよくなくて動けなかったりした。ソファで1時間くらい微睡んだ後、ところてんを食べて、それを反芻しつつ家を飛び出した。(したくてしているわけではないし、よく噛んで食べているつもりなのだけれど、気付けば全く噛まれていない寒天質が再び口の中に出現する。)

森の中は少しだけ涼しい。蚊が耳元でうろちょろすると、明らかなオーバーアクションが現れて、それをはらいのけようとする。これも別にしたくてしているわけではないのだ。そんなにめぼしい生き物はいないけれども、鳩の鳴く声や頭上高くに把握しきれないオブジェクトとして広がる枝葉幹たちの存在だけでも、やはりどこかエネルギーをもらえるような気がする。広場に出ると、なにやらたくさんテントが張ってあった。依然も少し見たボーイスカウトだったが、今回の方が規模が大きい。その横を通り抜けていくと、これも何回か見たことのある、サッカーの親子がいた。父親の方がどうにも口が悪くて、ねちねちといい加減にせえなんでそんなできひんのや、みたいなことばかり言っているので、正直結構不快な気分になる。このクソ暑いのに。個人的に嫌な思い出も広がるんですが、そういうことも考えているんですかね?いや不可抗力なのでそこまで言う必要はどこにもなくて、まあいいけど。広場を出るところの石に、ゴミムシやオサムシの仲間らしき黒い身体が半分隠れて見えたが、声が聞きたくないしその人たちに奇妙にみられるのも嫌だったので、乗り越えるついでに岩を少しだけ蹴ってみて反応がないか見てみるにとどめたが、特に動きはみられなかった。

隣駅まで電車で行き、本屋へ。漫画喫茶もちらりと見えて入ろうかないやなんか億劫だなとなったり、入口近くの雑誌コーナーに人が多いのに辟易としたり、不穏な始まりだった。始まった後は、技術書の棚の前でああじゃないこうじゃないと考えをめぐらせたり、メルカリで眼の前にあるのと同じ本を注文したりして結構長い時間を過ごした。このところ何をすればいいのか全然わからなくなって気持ちが落ち込んでいたが、まあとりあえずは勉強だな、という方向にやや落ち着けることができた。軸を抑えつつ、あとは適度なコスト意識でプラスアルファ的な部分をこなしていけばいいかな。ある分野において、本は今の段階で必要ではないと思ったので買っていない、というのを思い出しておく。一冊を買って、その後は臭くて汚ならしくほとんど入っている客もみられないがもはやそれが落ち着くように感じられるラーメン屋で豚骨ラーメンを食い、ココカラファインで身体用消臭剤と服用消臭剤と入浴剤(マツキヨブランドのやつが800g入って200円と安かった。ていうかココカラファインってマツキヨだったのか知らなかった。まあマツキヨのきつい感じがないのはいいんじゃない?マツキヨってきついのか?さあ?)と目薬を買って、コメダ珈琲店に入った。カフェインレスコーヒーがメニューにあったと思うのだがなく、アメリカンを注文した。この店舗は勉強全面禁止というルールが課されているが、コンセントがありPCの使用などは許されていて、果たして何がどこから勉強でどこからが勉強でないのだろう、ということを毎回思っているが、別になくてもよい小一時間ではある。もう少し、行動指針を固めた。

実のところ、コメダに入るのも、ココカラファインで買い物をするのも、なんだか今日は億劫だった。ラーメン屋も、自分にとって入りやすいことが決め手になってそこで夕食をとったようなものだった。が、まあそこを慣らしていくことによって、ひきこもって強張り切った身体が少しだけ外の世界に慣れた気がした。いいことですよ。徐々に、風景が落ち着いて見えてきて、色んな人の声や、街の音を聞こうという気持ちになってくる。まあ、本当に少しで、またすぐに元に戻りそうな気もするのだけれど、そういうまともになったように感じられる一幕があったということ。

明日は1回目の接種。元気でいたいですねえ。元気でいて、来週1週間をなるだけすこやかに過ごしたいものです。